パンの店 LOBO

常連の元気な おばあちゃん

ブログでもお馴染みのお客さまです。

前回は、バスの待合所となった当店


今回は…

『歯医者さんに早く来てしまったので、
ちょっと待たせてくれるかい(^.^)？』

とのこと！

ですが、、、

時間は２時半
歯医者さんは、４時半から… (-_-;)

３時半からだと思っていたそうです。
(それでもかなり早いですけどね~(^o^;))

しかし、お客さまの足では、
一度自宅に帰るのも一苦労
それに、まだまだ残暑も厳しいです。

うちでよかったら、
ゆっくりしていってくださいね~(*^^*)

お客さまは、
いつもの一人がけの椅子に座りました。

しばらくすると、

『お腹空いてきたから、パンよばれよ~』



あんパン１つとジュース

とても美味しそうに食べながら、
軽快に いつものお喋りが始まりました。

そして、一通り世間話がすむと、

『ちょっと見てくれるかい？』

と、バッグから一枚の写真を取り出しました



103歳で亡くなったというお母さんです。

着物を着て、とても凛々しい姿

『しっかりした母でね~子供は７人！
学校の先生してたんやで~(^-^)』


お客さまの顔が、遠くを見るような、
とても柔らかい表情に変わっていきました。

自慢のお母さんなんですね！


『ほな、おおきに~！また来らよ(^-^)/~』

私は、お客さまの小さな後ろ姿を見送りながら、ちょっぴり目頭が熱くなりました。

85？いや86歳だったかな？

いつまでたっても、いくつになっても
『母』とは、
いとおしく、偉大な存在なんですね…